スリング型ペットキャリー TENT SLING
おうちでも お出かけ先でも 安心できる居場所
移動時は飼い主に密着して安心できる「スリング」型のキャリーバッグになり、自宅やお出かけ先では居心地のよい空間の「テント」状に変形する2WAY仕様のペットキャリー。
社会参加を始める犬にとって、社会化期に適切な方法で外界の刺激に触れ、社会性や適応力を身に付けることはとても大切です。また、外出が稀な猫にとっても、「キャリーバッグ=動物病院」というネガティブな印象を少しでも和らげて安心できるよう、スリング仕様で、飼い主の存在を直接感じられるようにしました。本商品は、社会化期の子犬や臆病な動物が安心して社会との接点を作れるように工夫し、ペットにとって「普段のお気に入りの場所ごと外出できるツール」として役立ちます。
開発の背景
近年多発する災害、飼い主の高齢化・病気・死去などによって、ペットが取り残されてしまうことが社会的課題となっています。これまでリオニマルがペット防災に取り組んできた中で、避難グッズといったハード面の備えの重要性はもちろんのこと、同時にソフト面でも、普段から「ペットと社会のつながり」「飼い主と他者とのコミュニケーション」を築いておく必要性を強く感じるようになりました。
特に小型犬や猫の場合、室内飼いが基本となるため外出機会はめったにありません。「災害が起きたら、ペットを置いていけないから一緒に運命を共にする」とおっしゃる飼い主さんにも多々会いました。飼い主さんもペットも生き延びてほしい。そのためには、普段から飼い主や自宅以外の場所にも「信頼できる人・安心できる場所」をつくることは、飼い主とペットの両者を救うセーフティネットになります。そこで、普段からペットが安心して社会との接点を作りやすいように、どこへでも「安心できる居場所(テント)」を持ち運べるキャリーバッグを企画しました。
災害などの非常時だけでなく、例えば仕事の出張や長期不在時など、平時から犬猫を預け合ったり自宅以外の場所にも慣れさせておくことができれば、もしも急激な環境変化が起きてもペットのストレスを減らすことができます。またペットの行動範囲が広がることで、ペットを中心とした人同士のコミュニケーションも促され、様々なもしもを乗り越えていくセーフティネット作りにも役立ちます。飼い主を中心に助け合えるコミュニティを醸成し、私達が能動的に課題解決していける関係性が生まれることを願って開発しました。
テントは状況にあわせて5つの形状にトランスフォーム
狭い場所が好きな子は約20cmの高さのコンパクト形状に、付属の拡張ウォールを使えば約40cmの高さでおすわりができる広さに変形。テント前面は、オープン・半分オープン・クローズの3パターン。テント内部には、飼い主やお気に入りの匂いを入れられる「くんくんポケット」を内蔵し、ペットが安心できる空間に。